症状別ではなく、まず古典上の病因・証候分類として読む
『諸病源候論』は、病の原因と証候を体系的に整理した文献として、症候別入口ページを作る際の基礎になります。現代の西洋医学的病名へ直結させるのではなく、古典上の病症名・候・病因分類を丁寧に区別する必要があります。
読者は「頭痛」「腹痛」「不眠」など現代語で検索します。一方、古典文献は現代病名の体系ではなく、病因・病位・証候・身体所見によって分類されています。そのためWisdom Terraでは、現代語の入口と古典上の分類を二層に分けます。
| 読者の入口 | 古典側の整理 | 注意点 |
|---|---|---|
| 症状名 | 病症名・候・門の対応を確認。 | 現代診断名と同一視しない。 |
| 証 | 一般的証候分類と文献上の候を区別。 | MLMN理論の層と混同しない。 |
| 病因 | 風寒暑湿、飲食、労倦、外傷などの説明を整理。 | 病因説を現代医学的原因へ短絡しない。 |
『諸病源候論』は、症候の表現、病因の推定、病位の把握、身体状態の記述を整理するための材料になります。MLMN理論では、これらを単一の証へ圧縮せず、複数の層として読み分けます。症候別ページを作る場合も、患者に対する診断提案ではなく、古典文献の記述を参照するための索引として設計します。