古典の知を、現代の臨床推論へ。

中国医学2000年と日本漢方400年が積み上げた身体理解を、現代の臨床家・研究者が比較・参照・構造化できる形へ。MLMN(Multi-Layered Meta-Network Theory/多層階層ネットワーク理論)に基づく、古典医学・日本漢方・腹診・鍼灸古典の構造化プロジェクト。

石原幸一/ ORCID 0009-0001-0021-3191

なぜ、このサイトを作ったのか

古典と、目の前の患者を結び直す

石原幸一は、図表で整理された現代中医学と、実際に指先で触れる脈や患者の身体との間に距離を感じたことから、古典医学の探究を始めました。『難経』『素問』『霊枢』、師との出会い、歴代医家の異なる視点を臨床で重ねる試みを経て、MLMN理論の提唱に至りました。

「はじめに」を読む

本プロジェクトは、東洋医学の古典文献を体系的にデジタル化・構造化し、MLMN理論という多層的なフレームワークの上で、臨床家・研究者の推論を支援する資料環境を構築する研究開発です。診断・処方を自動化するものではありません。古典の知見を多角的に提示し、人間の臨床推論を支えるための情報基盤を整えることを目的としています。

MLMN Core Model v0.2:「証は病態そのものではなく、多層の観察情報を一時点で圧縮した暫定表現である」という中心命題を公開しました。十層は維持し、L10を時間・遷移統合層として明確化。古典根拠、誘因、介入反応、不確実性を全層へ接続しています。図と定義を見る
For U.S. practitioners: Wisdom Terra has opened an English introduction to Japanese Kampo, TCM, classical Chinese medicine, and MLMN clinical reasoning. Read the English U.S. pilot page.

東洋医学とは何か

東洋医学は、単なる民間療法や処方集ではありません。それは、身体・環境・時間・病因・臨床経験を統合して読み解くために、二千年以上にわたって発展してきた医学的思考体系です。陰陽五行という記号体系、臓腑経絡という機能単位、六経三焦という病位の座標軸、本草と方剤の使い分け、そして腹診や脈診の身体的検証技術——これらは互いに連動しながら、一人の患者を多角的に読み解くための言語として整えられてきました。

本プロジェクトでは、この東洋医学を 中国古典医学現代中医学(TCM)日本漢方 という三つの異なる体系として整理します。中国古典医学は理論の源流であり、TCMは現代における教育的整理であり、日本漢方はその理論を日本の臨床現場で身体的に検証し直した伝統です。MLMN理論は、これら三者の差異を踏まえた上で、東洋医学の臨床推論を多層的に整理する独自の枠組みとして提案されています。

本ページではこの三者の整理に立ち入りませんが、東洋医学が二千年にわたってどのような問いに答え、どのように形成され、現代までどのように展開してきたかをより詳しく辿る本格的な総論ページとして、東洋医学とは何か(Part I 全10章+Part II MLMN理論/日英対訳)を別途用意しています。

※ 本サイトの位置づけや安全に関する重要事項は Safety & Disclaimer をご参照ください。

本プロジェクトが扱う領域

東洋医学は、中国古典から日本漢方へと受容・再構成される長い歴史の中で、独自の身体観・診断技術・治療法を発展させてきました。本プロジェクトは、その層の厚い知的遺産を一つの構造として整理し、現代の臨床推論の文脈で参照可能にする試みです。

臨床推論支援システム

古典文献・腹診・鍼灸情報を多角的に提示し、臨床家の推論を支援する設計研究。問診構造の設計を含む。

設計研究 / 開発中

症例で見る10層弁証

冷えのぼせ、不眠、慢性疲労、頭痛、めまい、月経痛を一般弁証とMLMN理論で比較する症例入口。

症例記事

MLMN理論

証を多層情報の圧縮表現として捉え、10層・時間遷移・誘因・介入反応・古典根拠を分けて記録する臨床推論フレームワーク。

Core Model v0.2 公開

中国医学・TCM・日本漢方

中国古典理論の演繹的体系と、日本古方派が身体に引き戻した実証技術。両者の接続をたどる。

歴史的整理

古典文献入口

千金方・外台秘要・諸病源候論など、OCR・書き下し・現代語訳の整備対象となる古典文献の入口。

無料SEO入口

医学警悟 / 宇津木昆台

日本古方派の理論的再構成を担った宇津木昆台の主著『医学警悟』全306頁のデジタル化と分析。

Batch01 接続済 / 検証中

八条目からMLMNへ

宿・因・本・病・診・証・名・治という宇津木昆台の推論順序を、MLMNの10層へ安易に置換せず接続する読み方。

新規公開 / 日英対応

便秘を単一の証で終わらせない

便秘を入口に、証へ圧縮される情報、発生順序、虚実、介入反応、古典語の根拠を検討する日英の仮想教育症例。

Core Model v0.2 対応

MLMN 10層・時間遷移記録案

観察、作業仮説、未確認事項、時間変化、介入反応、古典根拠を分ける日英併記の研究開発用様式。

研究開発版 v0.2

腹診アーカイブ

日本漢方が古典理論を身体へ引き戻した結晶。複数の腹診文献を横断する資料基盤。

構造化中

鍼灸古典OCR

千金方をはじめとする鍼灸古典群の構造化。NDLkotenOCR-Lite による全頁OCR完了。

OCR下書き整備中

論文・研究

MLMN理論に関する論文・投稿記録・研究資料の整理。中心命題と投稿戦略を含む。

投稿継続中

Safety & Disclaimer

本サイトの位置づけと安全に関する重要事項。医療判断の代替ではないことの明示。

必読

プロジェクトの位置づけ

本プロジェクトはあくまで研究・開発の段階であり、医療機器として承認された機能を提供するものではありません。掲載される古典テキストはOCR処理済みのドラフトを含み、原本校訂や専門家検証は段階的に進めています。書き下し・現代語訳はドラフト段階の作業資料であり、確定された翻訳ではありません。

同時に本サイトは、東洋医学が積み上げてきた身体理解の厚みを軽視せず、その理論的構造と臨床技術の両面を整理する努力でもあります。中国医学の演繹的体系、日本漢方の実証的再構成、腹診という独自の身体技術、鍼灸古典に積み上げられた経穴と病症の知識——これらを一つの構造として読み解く視点を、MLMN理論として提案しています。

本サイトは研究開発段階の公開候補です。各ページの内容は研究・検証段階のものを含みます。詳細は Safety & Disclaimer をご参照ください。

最新のお知らせ

本プロジェクトでは、東洋医学の古典文献、臨床推論理論、腹診・鍼灸資料の整理を継続しています。ここでは、公開候補サイトに関する主な更新と研究開発の進捗をお知らせします。

2026年7月24日

MLMN Core Model v0.2を公開しました

証を多層情報の圧縮表現として定義し、10層、時間遷移、誘因、介入反応、古典根拠を一本のモデルへ接続しました。便秘症例と日英記録様式も同時更新しています。中心モデルを見る

2026年7月20日

英語集客と登録導線を実地確認しました

X・Instagramで英語告知を公開し、Googleへの登録状況を確認しました。英語パイロットは、管理者通知と登録者への自動返信まで正常に動作しています。詳細を見る

2026年7月19日

全体進捗を一つの一覧に統合しました

日本語・英語、MLMN、宇津木昆台、症例、古典、登録、アクセス計測、SNS、論文・事業化について、公開済み・整備中・次段階を進捗ページに集約しました。

2026年7月19日

便秘×MLMN教育症例を日英で公開しました

単一の証名が何を説明し、何を圧縮するのかを検討する仮想教育症例を日英で公開しました。日本語版では腹診・毒との接続と、未確認所見を作らない境界も示しています。日本語版English10層シート

2026年7月19日

「八条目からMLMNへ」を日英で公開しました

宇津木昆台『医学警悟』の八条目を、MLMNの10層と同一視せず、古典の推論順序と現代的な多層記録を接続するための解説ページを公開しました。日本語版を読むEnglish edition

2026年6月23日

医学警悟の24頁無料ビュアーを公開しました

宇津木昆台『医学警悟』の序・跋・緯篇冒頭24頁を、原画像・OCR・書き下し文・現代語訳で確認できる形に整えました。24頁無料ビュアー本文入口 を公開しています。

2026年6月10日

Phase 0第一便公開のお知らせ

Wisdom Terra公式HP(wisdomterra.com)を Phase 0 第一便として公開しました。医学警悟は序・跋・緯篇冒頭24頁の無料ビュアーを公開中です。全306頁版は会員向け公開準備中です。詳細を見る

2026年6月1日

論文・研究ページを整備しました

MLMN理論と日本漢方における腹診体系化をめぐる研究の位置づけ、投稿状況、今後の再構成方針を整理しました。

2026年6月1日

お知らせ・開発進捗欄の追加準備を行いました

研究開発の進行状況を、読者に分かりやすく伝えるための更新欄を設計しました。

2026年5月29日

医学警悟アーカイブの確認環境を整備しています

原文・書き下し・現代語訳を区別し、未検証資料を確定情報として表示しないための確認作業を進めています。

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