症例で見るMLMN 9層

一般弁証からMLMN理論へ。単一証では見落としやすい層を、6つの症例で比較します。

ここでは、臨床でよく出会う症状を「一般の弁証論治」と「MLMN 9層と病機ネットワークで読む」視点で並べます。目的は診断や処方の提示ではなく、臨床推論でどの情報が捨てられやすいかを可視化することです。

症例表記について: 本ページの症例は、臨床推論の説明のために構成した教育用モデルです。特定の患者の治療経過や効果を示すものではなく、診断・治療・処方の判断を代替するものではありません。
# 症状 起点になった層(一般弁証の盲点)
1 冷えのぼせ L1・L3・L4を結ぶ相火病機
2 不眠 L3+L7 肝脾×三焦の痰
3 慢性疲労 L8 環境(外湿)+L9 季節・経過
4 慢性頭痛 L5+L9 經絡×時間相
5 めまい L1・L3・L4を結ぶ命門火病機
6 月経痛 L2+L8+L9 寒/環境/周期

冷えのぼせ

一般弁証は「腎陰虚」。9層では、基盤・臓腑・気血津液を結ぶ相火病機として検討する。

慢性の不眠

肝火か脾虚かで迷う症例を、肝脾不和と三焦の痰として読む。

慢性疲労

気血両虚で補う前に、湿度というL8環境と梅雨というL9時間相を分けて置く。

慢性頭痛

肝陽上亢・血瘀に、後頭部の経絡と夕方悪化の時間軸を足す。

浮動性のめまい

補腎の前に、命門の火と清陽の上昇を読む。

月経痛

気滞血瘀に見落としがちな寒と周期を重ねる。

次に読む: 9層で病態形成を追う臨床推論の全体像は MLMN理論、参照環境としての設計は 東洋医学臨床推論支援システム をご覧ください。

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