资料说明:古典原文、日语训读及假名注音保留原文;本页说明文字为中文。动态阅读器内的OCR与现代日语译文属于原有研究档案,尚非完整校订本。
原本图像(卷一、第11叶“序论、医学本旨”)
③ 现代译文
医学典籍极为广博,几乎无事不论。
但医术要旨始终不离治病这一条道路,并不讨论人体之外的事情。
人体致病原因千差万别,没有两个人完全相同。因此,即使医书再广博,仍像有所不足。
因为各人禀赋不同,疾病又有风、寒、热何者为主、何者为客的区别,故各不相同。
风寒热的差异再叠加禀赋差异,病状便不断出现,无穷无尽。
但医术要旨始终不离治病这一条道路,并不讨论人体之外的事情。
人体致病原因千差万别,没有两个人完全相同。因此,即使医书再广博,仍像有所不足。
因为各人禀赋不同,疾病又有风、寒、热何者为主、何者为客的区别,故各不相同。
风寒热的差异再叠加禀赋差异,病状便不断出现,无穷无尽。
② 日语训读文(附假名,保留原文)
夫れ医籍は広博にして、備はらざる所なし。
其の要、病を治するの一途に出でざるときは、復た人身の外を論ずる者なし。
人身の病を致す所以は、千差万別にして、一人として同じき者なきときは、医書の広博なるも、猶ほ足らざる所あるに似たり。
何となれば、人々稟賦同じからず、病も亦た風寒熱の主客ありて、皆異なり。
風寒熱の異なるを以て、稟賦の同じからざるに加ふるときは、其の病状いよいよ出でて、いよいよ窮まりなし。
其の要、病を治するの一途に出でざるときは、復た人身の外を論ずる者なし。
人身の病を致す所以は、千差万別にして、一人として同じき者なきときは、医書の広博なるも、猶ほ足らざる所あるに似たり。
何となれば、人々稟賦同じからず、病も亦た風寒熱の主客ありて、皆異なり。
風寒熱の異なるを以て、稟賦の同じからざるに加ふるときは、其の病状いよいよ出でて、いよいよ窮まりなし。
① 原文(转录,保留原文)
夫醫籍廣博ニシテ備ハラザル所ナシ
其要病ヲ治スルノ一途ニ出ザルトキハ復タ人身ノ外ヲ論ズル者ナシ
人身ノ病ヲ致ス所以ハ千差萬別ニシテ一人トシテ同ジキ者ナキトキハ醫書ノ廣博ナルモ猶足ラザル所アルニ似タリ
何ントナレバ人々稟賦同ジカラズ病モ亦風寒熱ノ主客アリテ皆異ナリ
風寒熱ノ異ナルヲ以テ稟賦ノ同ジカラザルニ加フルトキハ其病状愈出テ愈窮リナシ
其要病ヲ治スルノ一途ニ出ザルトキハ復タ人身ノ外ヲ論ズル者ナシ
人身ノ病ヲ致ス所以ハ千差萬別ニシテ一人トシテ同ジキ者ナキトキハ醫書ノ廣博ナルモ猶足ラザル所アルニ似タリ
何ントナレバ人々稟賦同ジカラズ病モ亦風寒熱ノ主客アリテ皆異ナリ
風寒熱ノ異ナルヲ以テ稟賦ノ同ジカラザルニ加フルトキハ其病状愈出テ愈窮リナシ
原本图像(卷一、第38叶“方剂运用(小柴胡汤等)”)
③ 现代译文
体内水分枯竭,余下水液也被热推出,向外攻、向上迫。因此胃中不留一滴滋润,热郁蒸而充满内部,必然导致不大便与燥屎。
所谓“潮”,是海潮来到时,连海边小水渠也无处不充满水流。
潮热亦然,热充满肠胃,余势汹涌,推出水液,从胃外至肌表皆充满水液。
但解说者未追究其所以然,只解释成如海潮一般按时到来的热。
有的说是充满全身的热,有的说是午后至夜间出现的热。
这些都将“潮”仅当作热的形容,未关注热使水液向上攻、向外迫出的关键。
听其言、读其文,似乎已区分发热、身热、灼热、恶热等,但对照实际病状,则模糊而无确切依据。
因为发热、身热、灼热、恶热同样时来时去,都可充满全身。如此又如何据此区别实际疾病?不能。
因此,有时会出现上迫水液为主、胃热为客的潮热。
所以不能仅从热这一面理解潮热。
《伤寒论》阳明篇说,阳明病发潮热,大便溏,小便自可,胸胁满不去者,小柴胡汤主之。
这样的潮热能说成按时而来的热,或午后至夜间发生的热吗?不能。
此证是阳明胃中之热将水液推往胸胁,热与水液一起将位置转移至胸胁。
所以肠胃以下平和而无病热,故条文说“大便溏,小便自可”。
由此可见,潮热是推动水液向上攻、向外迫出的胃热,在本文作者看来并无疑义。
またこうも言っている、その……
所谓“潮”,是海潮来到时,连海边小水渠也无处不充满水流。
潮热亦然,热充满肠胃,余势汹涌,推出水液,从胃外至肌表皆充满水液。
但解说者未追究其所以然,只解释成如海潮一般按时到来的热。
有的说是充满全身的热,有的说是午后至夜间出现的热。
这些都将“潮”仅当作热的形容,未关注热使水液向上攻、向外迫出的关键。
听其言、读其文,似乎已区分发热、身热、灼热、恶热等,但对照实际病状,则模糊而无确切依据。
因为发热、身热、灼热、恶热同样时来时去,都可充满全身。如此又如何据此区别实际疾病?不能。
因此,有时会出现上迫水液为主、胃热为客的潮热。
所以不能仅从热这一面理解潮热。
《伤寒论》阳明篇说,阳明病发潮热,大便溏,小便自可,胸胁满不去者,小柴胡汤主之。
这样的潮热能说成按时而来的热,或午后至夜间发生的热吗?不能。
此证是阳明胃中之热将水液推往胸胁,热与水液一起将位置转移至胸胁。
所以肠胃以下平和而无病热,故条文说“大便溏,小便自可”。
由此可见,潮热是推动水液向上攻、向外迫出的胃热,在本文作者看来并无疑义。
またこうも言っている、その……
② 日语训读文(附假名,保留原文)
竭せられ、其の余波其の熱に推し出されて、皆外攻し上迫す。故に胃中に一滴の滋潤も無く、欝蒸満実する熱なり。故に必ず不大便・燥屎あるなり。
潮とは、潮水の方に来る時、海に浜する処の小渠まで、咸く満渋せざることなし。
其の熱腸胃に突満して、其の余勢の滔漫、水液を推し出して、胃外より肌表に至るまで、満渋せしむるなり。
然るに説者、然る所以を推し究めずして、潮水の時を定めて来るが如き熱なりとす。
又或る説に一身に満渋するの熱とす、又午後より暮夜に出づるの熱とす。
皆潮の字を以て、熱一偏の形容に取りて、水液を上攻外迫せしむるに、眼を着けず。
其の言を聞き、其の文を見るは、発熱・身熱・灼熱・悪熱等の弁別あるに似たれども、これを実病に徴するときは、糢糊として適拠なし。
何となれば、発熱・身熱・灼熱・悪熱も、亦た時に来り、時に去り、皆一身に満ちて来る。何の弁別ありてか、これを実病に徴せんや。
故に間々、上迫の水液主となりて、胃熱客となるの潮熱あり。
これ熱のみを以て、この潮熱を解すべからず。
陽明篇に云ふ、陽明病、潮熱を発し、大便溏、小便自可、胸脇満ちて去らざる者は、小柴胡湯之を主る。
此くの如き潮熱、時に来るの熱とせんや、午後より暮夜に発するの熱とせんか。
此の症は陽明胃中の熱、水液を胸脇に推し出でて、其の熱水液と俱に、位を胸脇に転ずる者なり。
故に腸胃以下、和して病熱なし。故に大便溏、小便自可と云ふ。
是に由りてこれを観れば、潮熱は、水液を推し出して、上攻外迫せしむるの、胃熱なること疑なし。
又云ふ、其の
潮とは、潮水の方に来る時、海に浜する処の小渠まで、咸く満渋せざることなし。
其の熱腸胃に突満して、其の余勢の滔漫、水液を推し出して、胃外より肌表に至るまで、満渋せしむるなり。
然るに説者、然る所以を推し究めずして、潮水の時を定めて来るが如き熱なりとす。
又或る説に一身に満渋するの熱とす、又午後より暮夜に出づるの熱とす。
皆潮の字を以て、熱一偏の形容に取りて、水液を上攻外迫せしむるに、眼を着けず。
其の言を聞き、其の文を見るは、発熱・身熱・灼熱・悪熱等の弁別あるに似たれども、これを実病に徴するときは、糢糊として適拠なし。
何となれば、発熱・身熱・灼熱・悪熱も、亦た時に来り、時に去り、皆一身に満ちて来る。何の弁別ありてか、これを実病に徴せんや。
故に間々、上迫の水液主となりて、胃熱客となるの潮熱あり。
これ熱のみを以て、この潮熱を解すべからず。
陽明篇に云ふ、陽明病、潮熱を発し、大便溏、小便自可、胸脇満ちて去らざる者は、小柴胡湯之を主る。
此くの如き潮熱、時に来るの熱とせんや、午後より暮夜に発するの熱とせんか。
此の症は陽明胃中の熱、水液を胸脇に推し出でて、其の熱水液と俱に、位を胸脇に転ずる者なり。
故に腸胃以下、和して病熱なし。故に大便溏、小便自可と云ふ。
是に由りてこれを観れば、潮熱は、水液を推し出して、上攻外迫せしむるの、胃熱なること疑なし。
又云ふ、其の
① 原文(转录,保留原文)
竭セラレ、其余波其熱ニ推出サレテ、皆外攻上迫ス、故ニ胃中ニ一滴ノ滋潤モ無ク、欝蒸満実スル熱ナリ、故ニ必ズ不大便燥屎アルナリ。
潮トハ、潮水ノ方ニ来ル時、海ニ浜スル処ノ小渠マデ、咸ク満渋セザルヿナシ。
其熱腸胃ニ突満シテ、其余勢ノ滔漫、水液ヲ推出シテ、胃外ヨリ肌表ニ至ルマデ、満渋セシムルナリ。
然ルニ説者、然ル所以ヲ推究メズシテ、潮水ノ時ヲ定メテ来ル如キ熱ナリトス。
又或説ニ一身ニ満渋スルノ熱トス、又午後ヨリ暮夜ニ出ルノ熱トス。
皆潮ノ字ヲ以テ、熱一偏ノ形容ニ取テ、水液ヲ上攻外迫セシムルニ、眼ヲ着ズ。
其言ヲ聞、其文ヲ見ル或ハ、発熱身熱灼熱悪熱等ノ弁別アルニ似タレドモ、コレヲ実病ニ徴スルトキハ、糢糊トシテ適拠ナシ。
何ントナレバ、発熱身熱灼熱悪熱モ、亦時ニ来リ、時ニ去リ、皆一身ニ満テ来ル、何ノ弁別アリテカ、コレヲ実病ニ徴センヤ。
故ニ間々上迫ノ水液主トナリテ、胃熱客トナルノ潮熱アリ。
コレ熱ノミヲ以テ、コノ潮熱ヲ解スベカラズ。
陽明篇ニ云、陽明病、発潮熱、大便溏、小便自可、胸脇満不去者、小柴胡湯主之。
此ノ如キ潮熱、時ニ来ルノ熱トセンヤ、午後ヨリ暮夜ニ発スルノ熱トセンカ。
此症陽明胃中ノ熱、水液ヲ胸脇ニ推出テ、其熱水液ト俱ニ、位ヲ胸脇ニ転ズル者ナリ。
故ニ腸胃以下、和シテ病熱ナシ、故ニ大便溏、小便自可ト云フ。
是ニ由テコレヲ観レバ、潮熱ハ、水液ヲ推出シテ、上攻外迫セシムルノ、胃熱ナルヿ疑ナシ。
又云、其
潮トハ、潮水ノ方ニ来ル時、海ニ浜スル処ノ小渠マデ、咸ク満渋セザルヿナシ。
其熱腸胃ニ突満シテ、其余勢ノ滔漫、水液ヲ推出シテ、胃外ヨリ肌表ニ至ルマデ、満渋セシムルナリ。
然ルニ説者、然ル所以ヲ推究メズシテ、潮水ノ時ヲ定メテ来ル如キ熱ナリトス。
又或説ニ一身ニ満渋スルノ熱トス、又午後ヨリ暮夜ニ出ルノ熱トス。
皆潮ノ字ヲ以テ、熱一偏ノ形容ニ取テ、水液ヲ上攻外迫セシムルニ、眼ヲ着ズ。
其言ヲ聞、其文ヲ見ル或ハ、発熱身熱灼熱悪熱等ノ弁別アルニ似タレドモ、コレヲ実病ニ徴スルトキハ、糢糊トシテ適拠ナシ。
何ントナレバ、発熱身熱灼熱悪熱モ、亦時ニ来リ、時ニ去リ、皆一身ニ満テ来ル、何ノ弁別アリテカ、コレヲ実病ニ徴センヤ。
故ニ間々上迫ノ水液主トナリテ、胃熱客トナルノ潮熱アリ。
コレ熱ノミヲ以テ、コノ潮熱ヲ解スベカラズ。
陽明篇ニ云、陽明病、発潮熱、大便溏、小便自可、胸脇満不去者、小柴胡湯主之。
此ノ如キ潮熱、時ニ来ルノ熱トセンヤ、午後ヨリ暮夜ニ発スルノ熱トセンカ。
此症陽明胃中ノ熱、水液ヲ胸脇ニ推出テ、其熱水液ト俱ニ、位ヲ胸脇ニ転ズル者ナリ。
故ニ腸胃以下、和シテ病熱ナシ、故ニ大便溏、小便自可ト云フ。
是ニ由テコレヲ観レバ、潮熱ハ、水液ヲ推出シテ、上攻外迫セシムルノ、胃熱ナルヿ疑ナシ。
又云、其
原本图像(卷二、第37叶“诊察法(腹诊)”)
③ 现代译文
〔承前页〕否则,便难称尽到医者的本怀。
声音清浊、咳嗽呕哇、气味种种变化,若不细心留意,也难判断好坏。
学习者应当努力。
腹候辨
腹部诊察属于切诊,是望闻问切四诊中的要项,不能不详加辨察。
不只诊腹,还需至胸、背、腰、胫、手足,仔细按抚,观察肌肉厚薄坚软、肤色枯润好坏,据此判断阴阳虚实。
医者面对病人,先诊脉、望面色舌苔、听声音、问苦痛。然后坐于病人左侧,先以右手在心胸之间向左右按分,再按抚左肋,从乳上至季胁逐部以掌诊察。先察虚里搏动,依据高低、微甚、沉浮,辨别气血水主客及阴阳虚实。
右侧也照此诊察。
诊完左右胸肋后,将指端移至心下,轻按胸部中央数次,察其坚软。再将手指向左右分开,按两胁,由岐骨沿骨斜向下,诊左右上下拘急、痞硬濡坚强弱、皮肉厚薄及有无伤痕。再回心下,按任脉两旁,边按边下,至脐中及两旁。
此时静心集中,察脐下肾间动气(被视为生命活动表现的搏动)。
再以手掌推左右两胁,从背后抱拢一般……〔接下页〕
声音清浊、咳嗽呕哇、气味种种变化,若不细心留意,也难判断好坏。
学习者应当努力。
腹候辨
腹部诊察属于切诊,是望闻问切四诊中的要项,不能不详加辨察。
不只诊腹,还需至胸、背、腰、胫、手足,仔细按抚,观察肌肉厚薄坚软、肤色枯润好坏,据此判断阴阳虚实。
医者面对病人,先诊脉、望面色舌苔、听声音、问苦痛。然后坐于病人左侧,先以右手在心胸之间向左右按分,再按抚左肋,从乳上至季胁逐部以掌诊察。先察虚里搏动,依据高低、微甚、沉浮,辨别气血水主客及阴阳虚实。
右侧也照此诊察。
诊完左右胸肋后,将指端移至心下,轻按胸部中央数次,察其坚软。再将手指向左右分开,按两胁,由岐骨沿骨斜向下,诊左右上下拘急、痞硬濡坚强弱、皮肉厚薄及有无伤痕。再回心下,按任脉两旁,边按边下,至脐中及两旁。
此时静心集中,察脐下肾间动气(被视为生命活动表现的搏动)。
再以手掌推左右两胁,从背后抱拢一般……〔接下页〕
② 日语训读文(附假名,保留原文)
……ずんば、医の本懐とは言ひ難し。
声音の清濁咳哇、臭気の種々に変ずる等も、皆能く心を用ゐるにあらずんば、善悪は診し得難し。
学者これを勉めよ。
腹候弁
夫れ腹候は、切脉の一にして、四診の要なり、詳らかに弁ぜずんばあるべからず。
これただ腹を候ふのみにあらず、胸背腰脛手足に至るまで、切にこれを按撫して、其の肉の厚薄堅軟を視察し、其の色の枯沢善悪を望察して、以て陰陽虚実を診定するなり。
医者病人に対し、先づ脈を診し、顔色舌胎を望み、其の声音を聞き、其の苦悩する所を問ひ、而して後に病人の左に坐し、先づ医の右手を以て、心胸の間を左右に按し分け、而して後病人の左肋を按撫し、乳上より季脇に至るまで、其の部位ごとに、手掌を以てこれを診察し、先づ虚里の動気を候ひ、其の高低微甚沈浮に因りて、気血水の主客、陰陽虚実を弁別するなり。
右も亦たこれに準じて候ふべし。
既に左右の胸肋を候ひ了りて、再び指頭を心下に転じ、軽々に胸の中央を按下すること数回、心下の鞭濡を候ひ、指を左右に開き、両脇を按下し、岐骨より斜に骨に従ふて指を下し、以て其の左右上下の拘急、痞鞭濡堅強弱、皮肉の厚薄、繊痕の有無等を診し、又指を心下に転じ、任脉の両傍を按下し、按して下し、下して按し、以て臍中并びに其の両傍に至る。
是に於いて心を潜めて、腎間の動気を候ふ。
又た手掌を以て、左右の両脇を推し、背部より擁……
声音の清濁咳哇、臭気の種々に変ずる等も、皆能く心を用ゐるにあらずんば、善悪は診し得難し。
学者これを勉めよ。
腹候弁
夫れ腹候は、切脉の一にして、四診の要なり、詳らかに弁ぜずんばあるべからず。
これただ腹を候ふのみにあらず、胸背腰脛手足に至るまで、切にこれを按撫して、其の肉の厚薄堅軟を視察し、其の色の枯沢善悪を望察して、以て陰陽虚実を診定するなり。
医者病人に対し、先づ脈を診し、顔色舌胎を望み、其の声音を聞き、其の苦悩する所を問ひ、而して後に病人の左に坐し、先づ医の右手を以て、心胸の間を左右に按し分け、而して後病人の左肋を按撫し、乳上より季脇に至るまで、其の部位ごとに、手掌を以てこれを診察し、先づ虚里の動気を候ひ、其の高低微甚沈浮に因りて、気血水の主客、陰陽虚実を弁別するなり。
右も亦たこれに準じて候ふべし。
既に左右の胸肋を候ひ了りて、再び指頭を心下に転じ、軽々に胸の中央を按下すること数回、心下の鞭濡を候ひ、指を左右に開き、両脇を按下し、岐骨より斜に骨に従ふて指を下し、以て其の左右上下の拘急、痞鞭濡堅強弱、皮肉の厚薄、繊痕の有無等を診し、又指を心下に転じ、任脉の両傍を按下し、按して下し、下して按し、以て臍中并びに其の両傍に至る。
是に於いて心を潜めて、腎間の動気を候ふ。
又た手掌を以て、左右の両脇を推し、背部より擁……
① 原文(转录,保留原文)
……ンバ、医ノ本懐トハ言ヒ難シ。
声音ノ清濁咳哇、臭気ノ種々ニ変ズル等モ、皆能ク心ヲ用ユルニアラズンバ、善悪ハ診シ得難シ。
学者コレヲ勉ヨ。
腹候弁
夫腹候ハ、切脉ノ一ニシテ、四診ノ要ナリ、詳ニ弁ゼスンバアルベカラズ。
コレタヾ腹ヲ候フノミニアラズ、胸背腰脛手足ニ至ルマデ、切ニコレヲ按撫シテ、其肉ノ厚薄堅軟ヲ視察シ、其色ノ枯沢善悪ヲ望察シテ、以テ陰陽虚実ヲ診定スルナリ。
医者病人ニ対シ、先脈ヲ診シ、顔色舌胎ヲ望ミ、其声音ヲ聞キ、其苦悩スル所ヲ問ヒ、而後ニ病人ノ左ニ坐シ、先医ノ右手ヲ以テ、心胸ノ間ヲ左右ニ按シ分ケ、而後病人ノ左肋ヲ按撫シ、乳上ヨリ季脇ニ至ルマデ、其部位ゴトニ、手掌ヲ以テコレヲ診察シ、先ツ虚里ノ動気ヲ候ヒ、其高低微甚沈浮ニ因テ、気血水ノ主客、陰陽虚実ヲ弁別スルナリ。
右モ亦コレニ準ジテ候フベシ。
既ニ左右ノ胸肋ヲ候ヒ了リテ、再ヒ指頭ヲ心下ニ転ジ、軽々ニ胸ノ中央ヲ按下スルヿ数回、心下ノ鞭濡ヲ候ヒ、指ヲ左右ニ開キ、両脇ヲ按下シ、岐骨ヨリ斜ニ骨ニ従フテ指ヲ下シ、以テ其左右上下ノ拘急、痞鞭濡堅強弱、皮肉ノ厚薄、繊痕ノ有無等ヲ診シ、又指ヲ心下ニ転ジ、任脉ノ両傍ヲ按下シ、按シテ下シ、下シテ按シ、以テ臍中并ニ其両傍ニ至ル。
是ニ於テ心ヲ潜メテ、腎間ノ動気ヲ候フ。
又手掌ヲ以テ、左右ノ両脇ヲ推シ、背部ヨリ擁……
声音ノ清濁咳哇、臭気ノ種々ニ変ズル等モ、皆能ク心ヲ用ユルニアラズンバ、善悪ハ診シ得難シ。
学者コレヲ勉ヨ。
腹候弁
夫腹候ハ、切脉ノ一ニシテ、四診ノ要ナリ、詳ニ弁ゼスンバアルベカラズ。
コレタヾ腹ヲ候フノミニアラズ、胸背腰脛手足ニ至ルマデ、切ニコレヲ按撫シテ、其肉ノ厚薄堅軟ヲ視察シ、其色ノ枯沢善悪ヲ望察シテ、以テ陰陽虚実ヲ診定スルナリ。
医者病人ニ対シ、先脈ヲ診シ、顔色舌胎ヲ望ミ、其声音ヲ聞キ、其苦悩スル所ヲ問ヒ、而後ニ病人ノ左ニ坐シ、先医ノ右手ヲ以テ、心胸ノ間ヲ左右ニ按シ分ケ、而後病人ノ左肋ヲ按撫シ、乳上ヨリ季脇ニ至ルマデ、其部位ゴトニ、手掌ヲ以テコレヲ診察シ、先ツ虚里ノ動気ヲ候ヒ、其高低微甚沈浮ニ因テ、気血水ノ主客、陰陽虚実ヲ弁別スルナリ。
右モ亦コレニ準ジテ候フベシ。
既ニ左右ノ胸肋ヲ候ヒ了リテ、再ヒ指頭ヲ心下ニ転ジ、軽々ニ胸ノ中央ヲ按下スルヿ数回、心下ノ鞭濡ヲ候ヒ、指ヲ左右ニ開キ、両脇ヲ按下シ、岐骨ヨリ斜ニ骨ニ従フテ指ヲ下シ、以テ其左右上下ノ拘急、痞鞭濡堅強弱、皮肉ノ厚薄、繊痕ノ有無等ヲ診シ、又指ヲ心下ニ転ジ、任脉ノ両傍ヲ按下シ、按シテ下シ、下シテ按シ、以テ臍中并ニ其両傍ニ至ル。
是ニ於テ心ヲ潜メテ、腎間ノ動気ヲ候フ。
又手掌ヲ以テ、左右ノ両脇ヲ推シ、背部ヨリ擁……
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